amaneコンセプトハウスの中庭デザインは、ガーデンデザイナー 星ひで樹氏が担当。
植栽のレイアウトに意図がある庭は全体の調和が取れ、気になる部分がありません。
心の引っ掛かりがないということは、それだけ精神をゆっくり休めることができる・・・
理想的なお庭ですね。

たとえば、周辺の塀や壁に沿ってつつじを植えると、地面に平行に壁とつつじの帯ができます。
これは、目線のラインが真横に一列となり、周辺との一体感を損ない、
あまりよくないデザインと言えます。

amaneコンセプトハウスの庭では、
外周をやや高くすることにより高低差を付け、目線のラインが横一線となることを極力避けました。

また、上から垂れる植物を配置することによって、
縦のラインを追加し、目線の水平ラインを打ち消します。
その結果、建物との一体感だけでなく、土台のどっしりとした安定感も演出できます。

さらに視覚の安定感を増すために、天然の石を使い土留めをしました。
土留めのために積んだ天然石の間から植物が生えるような演出を加え、
より自然のイメージを印象付けます。

ホワイトを基調にしたレイアウトでアクセントにブルーを配置し、
建物を囲む花たちの色は、より清楚でエレガントな印象を与えます。

格子の向こう側に見える樹木はノムラモミジのような茶系の葉を持つものとし、
黒と白、互いにしっかりと色のコントラストをつけ、視覚的に楽しめるようにしました。

プライベートテラスは、
大きなアオダモのの下にテラス側は少しオリエンタルな雰囲気でリゾート感を出しました。

半日陰の庭では、日影を好む植物やカラフルなリーフを持つ植物などを配列するのが一般的ですが、
今回のamane コンセプトハウスのような囲われた奥行きの無いスペースには、壁
に苔などが生え汚らしいイメージを与えてしまいます。

この場合、奥行き無い場所のレイアウトは思い切って全てテラスにするか、
植物との融合を考えた場合は、スッキリとしたイメージを出すことで、爽やかな印象を受けます。

大切なことは、今まで当たり前に思っていたことに実は落とし穴がある可能性があるということです。
その思い込みこそが、それ以上の演出を不可能にしてしまうこともあります。

amaneには、それを可能にするアイデアや想いが沢山つまっています。
ぜひ、コンセプトハウスにて、実際に庭をご体験ください！
きっと、ゆっくりと過ぎる時間を楽しむことができます。