コラム
部屋に心地よさをプラスする照明
夜、必ず必要な照明。
照明、つまり、灯りは暗がりを明るくするという機能だけでなく、
部屋の雰囲気や心地よさを向上させるために大切な要素の一つです。
機能としての照明でしたら、
白い光で丸い照明を天井に付けることが一般的。
一灯で部屋全体を照らすシーリングライトは比較的安価で便利ではありますが、
部屋に陰翳がなくなり、空間がのっぺりとした印象になりがちです。
部屋全体を均一に明るくするのではなく、
照らしたい箇所や、灯りが必要な目的に合わせて照明を変えたり、
複数の照明を組み合わせると空間に奥行きが生まれ、落ち着く空間を作れます。
■同じ照明を複数使う
大きなダイニングテーブルを一灯で照らさず、
ワット数の少ない電球(暗い電球)を複数使い、柔らかな空間を作れます。
リビング全体の天井照明は暗めに、
灯りが必要なダイニングテーブルに二灯の照明を設置。
テーブル位置に合わせて天井に照明用シーリングを設置できるのも、自由設計ならでは。
この照明はLouis Poulsen(ルイスポールセン)のPH3です。
自分が気に入る、好きな照明を使うのは言うまでもありません。
■必要な箇所を照らす照明
部屋全体を暗くしてしまったら、本を読むときはどうすれば?
そういう場合は、必要な箇所のみ手元をを照らす照明を用意します。
移動ができる小さめのフロアスタンドが一つあると重宝します。
■後から計画変更しやすいダクトレール
天井にダクトレールを設置すれば、
照明の位置を変更したり、
好きな照明を追加したり、
後から照明計画を変更できます。
スポットタイプの照明だけでなく、
引掛シーリングもレールに取り付けられるので、
ペンダントタイプの照明も使用できます。
■フロアライト
日本はもともと、ろうそくや行燈(あんどん)で部屋を照らしていました。
ろうそくも行燈も畳に置きますよね?
つまり、下から上を照らしていました。
現代で言う、アップライトですね。
日本人に刷り込まれたDNAなのかフロアライトを取り入れると、
ぐっと落ち着く空間になりますよ。
資格を持ったインテリアコーディネーターが在籍するamane。
照明計画のご相談も承ります。
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